深夜、本能寺にタイムスリップした。
隣には柴犬と信長がいて、二人とも妙に落ち着いている。
私は戦国乙女5に挑み、武将たちの華麗な活躍を眺めながら、
財布の中身だけが歴史から消えていった。
「この子はバカなのか」
と台に問いかけると、柴犬が無言で首をかしげた。
信長も腕を組み、まるで天下布武より投資判断を優先すべきだと言いたげである。
やがて寺の鐘が鳴り、炎ではなく帰宅欲が燃え上がった。
早く帰りたい。
しかし帰り道が分からない。
信長は地図を持っておらず、
こいつに日本の未来は託せないと思った。