とぅーんが好きなエピソードは、もちろん『フリーターくん』。
ウシジマくんの物語は、そのほとんどが救いようのないバッドエンドで終わることが多い。
しかし、その中でも『フリーターくん』は、比較的ハッピーエンドといえる話なのかもしれない。
この話をざっくりとまとめると、以下のようになる。
・自堕落な主人公である宇津井くんが、どん底から再生する物語。
・借金とパチスロに溺れ、親の遺産をあてにする宇津井くん。母親も闇金の罠による株詐欺に遭い、一家は自宅を失って困窮してしまう。
・親との衝突で家を追われた宇津井くんは、ホームレス生活や襲撃に遭う経験を経て、己の弱さを知る。
・ボロボロになりながらも両親と和解して自己破産し、最後は介護職や夜勤に励みながら、自ら家族の借金を背負って前を向く。
漫画やアニメ、映画。
観終わった瞬間にどう感じるかは、もちろん人それぞれだと思う。
「本当にクズだな」
とか、
「登場人物に自分を重ねて、俺はこうならないようにしよう」
といった感想や想いもあるのかもしれない。
『フリーターくん』の物語でいえば、
「どれだけ失敗し、周囲とすれ違っても、
現実から逃げずに泥臭く生きることで人生は再生できると教えてくれる名作」
と、まとめることもできるだろう。
でも、とぅーんは、そのストーリー全体がどうこうと言うよりは、
きっと、主人公の宇津井くんそのものが好きなんだと思う。
宇津井くんは、親との関係、自分の置かれた環境、周りと自分、借金など、
どうしようもない現実に毎回打ちひしがれている。
だけど一方で、やり直そうとその都度前を向く。
でも、また失敗する。
半ば強制的に家を追い出され、一人で生活。
割と頑張って生活を立て直しかけていたのに、また挫折する。
でも、それでもまた前を向く。
彼は、性根はいいやつなのだ。
親ともちゃんと話せなかったのは、自分の置かれた状況(引け目)からくるもの。
そんないいやつ宇津井くんが少しずつ成長していく姿を見ていると、
なんだかすごく背中を押される気がする。
だからこそ、定期的に繰り返し読んでいるし、これほど印象に残っているのだと思う。
まあ、宇津井家の財産を根こそぎ奪うウシジマくんは、鬼畜でしかないのだけどw
初めて読んだときは宇津井くんよりも年下。
今は宇津井くんよりも年上になっちまったよ。
宇津井くん。
とぅーんも頑張ろうと思う。
スロットを。