会場の雰囲気は超ストイック。
会場に入ると、そこはまるで模試の試験会場のようでした。
白いパーテーションで区切られた机がズラリと並び、
私以外にも主婦層や学生風の人、スーツ姿のビジネスマンなど10人ほどが静かに座っています。
お喋りは一切禁止。
私語厳禁のピリッとした空間に、最初は少し緊張しました。
席に着くと、目の前にタブレットと、番号が書かれた3種類のチョコレート、
そして口直しの「水」と「クラッカー」が用意されていました。
「まずはAのチョコを一口食べて、タブレットの質問に答えてください」
指示通りに食べ、評価をスタートします。
「口溶けはどうですか?(5段階)」
「甘さは強すぎますか、ちょうどいいですか?」
「パッケージのデザイン(3案)の中で、どれが最も高級感を感じますか?」
チョコレート好きとしては天国のような仕事ですが、途中で
水とクラッカーで口の中をリセットしてください」
と指示が入るなど、想像以上に真剣な味覚テストでした。
順調にB、Cと食べ進めていた時、
斜め前の席に座っていた男性のブースからゴホッ!ゴホゴホッ!
と激しい咳込みが聞こえてきました。
どうやら、カカオ高配合のビターチョコを口に入れた瞬間、
細かいココアパウダーが喉に張り付いてむせてしまったようです。
静寂に包まれた会場だったため、その咳はかなり響き渡りました。
スタッフさんが慌てて新しいお水を持って駆けつけましたが、男性は涙目。
さらに気まずいことに、そのむせた勢いで、
男性の机の上にあった評価用のチョコレート(まだ食べていない分)が床にコロコロと転がってしまったのです。
会場は一瞬ストップしましたが、スタッフさんの対応はプロでした。
すぐに床のチョコを回収し、男性に
大丈夫ですか?
味が分からなくなってしまったら少し休憩しましょう
と優しく声をかけ、新しいサンプルをテキパキと用意していました。
男性も落ち着きを取り戻し、5分ほど休んでから調査を再開。
ペカまるも、明日は我が身。
粉っぽいサンプルや冷たい飲み物は慎重に口に入れよう…と心に誓いました。
滞在時間は50分足らず。
美味しいチョコを食べ、自分の意見が未来の新商品に活かされるかも知れないと思うと、
非常に満足度の高いアルバイトでした。
拘束時間: 約50分
謝礼: 現金 4,000円
この4,000円と財布にある現金でウルトラミラクルジャグラーと勝負です!