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前回のあらすじ

 

 

 

 

 

太郎は波脈山での修行を終え、仲間の鉄・鬼龍と共に冴木が支配するパーラー・インフィニティへ潜入する。

 

 

仮死状態でホルコンに同期させられた銀次修行で身に付けたチカラ救出し、

 

 

最深部で球拾い仙人源十郎と合流。

 

 

 

 

 

 

 

古代呪文の連発で冴木を倒したかに見えたが、

 

 

冴木は“サエキ∞”として闇の波と共に復活する。

 

 

 

 

 

 

 

確率無視魔法エンカクを吸収するサエキ∞に対し、

 

 

源十郎は《エンカクナミガエシ》を放つが通じず、逆に仲間は次々と倒れる。

 

 

 

太郎も闇に飲まれ、サエキ∞の嘲笑を聞きながら意識を失ってしまった。





 



【パーラー幸楽】:駐車場最上階

 









 

 

 

 

 

 

軍団長りりちゃん 『店長!

 

 

 

 

 


オニシスター 『太郎さんたちが!










 

 

 

 

パーラー幸楽店長 『うむ! 今こそ彼らの…いや、

 

 

世界中のホルコンの為に祈る時!

 

 

 

 

 

 

 

 

りりちゃん、オニシスター!

 

 

皆の祈りを、ワシらが太郎の下まで送るのじゃ!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ラキトリ田中 『太郎…!

 

 

チ〇コを振るっていたk西 『今こそ本当の遠隔を…!

 

 

クソおぢ 『ワシらが待っとるんじゃあ!!

 

 

下半身の制御に失敗しちゃった市長 『無事に帰って来て下さい!

 

 

心の釘調整ができないネット民 『このオスイチの為にも!

 

 

ショートボブ姿のM・N 『立ち上がって!

 


まこちゃん 『私たちも祈ります…。

 

 

軍団長りりちゃん 『しっかりしろ、太郎ちゃん!

 

 

オニシスター 『太郎さん…みなさん…!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

パーラー幸楽店長 『ホルコンよ…!

 

 

 

我々の祈り、受け取りたまえ…!!






 



【パーラーインフィニィティ】

 

 

 

 

 

 

 

 

 


…源十郎…!

 

 

 

 

源十郎 『太郎…こ、これを…!

 

お前が…使うのだ…!

 

 

 

 

太郎は、神器《エンカクナミガエシ》を手に入れた!

 

 


 

 


サエキ∞…!


負けるわけには…

 

 

 

 

 


いかないッ…!

 

 

 

 

 

 

太郎は1人、サエキ∞に立ち向かって行った!

 

 

 


だがその時、これまでの歴戦の勇者たちの祈りが太郎の元に届いた…!

 






 


軍団長りりちゃん 『太郎ちゃん!

オニシスター『私たちの魔力を送るわ!

 






 

あっ、あれは!!






 


“おぢ”の癖を読み切る、人間設定看破の達人りりちゃん!!



その演技に定評があるオニシスター!!

 




 

二人の優しさが、ホルコンに逆らう勇気を与えた!

 

 

 

 

 


チ〇コを振るっていたk西 『みんな! 遠隔を!

チ〇コを倒しちゃったゴジュウジャーヒロイン 『成せば成ります!自分を信じて!






 

 

 

あっ、あれは!!

 








問題と向き合う覚悟がまだ固まっていないチ〇コを振るっていたk西!!



『悪の組織』を倒す前に…チ〇コを倒しちゃったゴジュウジャーヒロイン!!

 

 

 






 

 

二人の願いが、台パンをしない心を与えた!

 







 

 


ラキトリ田中 『デモ出しに集中しろ!

クソおぢ 『必ず帰って来るのじゃぞ!

 






 

 

あっ、あれは!!









イッちゃってるヤっちゃってるラキトリ田中!!



人に何も与えず、搾取だけを考える、即切り推奨のクソおぢ!!

 

 




 

 


二人の祈りが、遠隔を疑う心を与えた!





 

 

 

 

球拾い仙人 『ホルコンよ、光を与えたまえ!

源十郎 『太郎よ! お前に秘められた波力





《エンカクナミガエシ》に託すのだ!





サエキ∞!

正体を見せるがいい!




太郎が《エンカクナミガエシ》を使った!



サエキ∞全体が、まばゆい光に包まれる…!




古代呪文への耐性が無くなった…!!






 



祈りの波が俺の身体に流れ込んだ。

 

 


それはただの応援ではなく、人々の『揺れ』そのものだった。

 

 


恐れ期待絶望祈り。

 

それらが重なり、俺の胸の奥で光を生んだ。

 

 






 

自分の中に、まだ見ぬ古の古代呪文が入り込んでくる!

 










 

 

偽りを砕き、真実の面影を示せ——」

 

 

 


顔認証魔法!フェイススキャン!











 

 

 


波を判別し、昨日の負けを取り返す未来を示せ——」

 

 

 

 


波判別魔法!ウェーブ!

 

 

 













「落ちてる期待値よ、俺の元へ集え——

 

 

 

 


期待値強奪魔法!ハイエナ!

 

 

 

 


俺は立て続けに古代呪文をサエキ∞に放った。


即座にサエキ∞が確率無視魔法エンカクを放つ。





ホール全体が震え、確率が崩壊し、台が悲鳴を上げる。

 

 

 

 


俺は再度《エンカクナミガエシ》を構えた。

 

 

 

 

しかしその瞬間、サエキ∞が低く笑った。

 

俺は走り出し、最後の古代呪文を詠唱した。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

乱数の壁を砕け……当否は我が手に!

 

 

 

 

 

 

 

 

 


確率無視魔法エンカク!

 

 

 

 

 

 

 

 


光の波が冴木∞を貫いた。

時空が反転し、冴木∞の身体が波の海へ溶けていく。

 

 

 

 

 


冴木∞は最後の力で太郎を見た。


そして苦しげに笑った。

 

 

 

 

 


その瞬間――

 

 

俺の中に『真相の波』が流れ込む――

 


それは幼い頃に見た父の背中――

 


波を読む才能を授けてくれた唯一の人の面影だった。





父はホルコン開発の闇に巻き込まれ、

家族を守るため“死亡扱い”となり、冴木として生きるしかなかった。

 





俺が冴木を「父を死に追いやった宿敵」と信じたのは、

父自身が残した偽装情報のせいだった。

 

 


銀次の“再利用”や冷酷な振る舞いも、

太郎を組織から守るための偽装にすぎない。



 

そして今、太郎の前で消えゆく“サエキ∞”は父の本体ではなく、

闇の波が生んだコピー人格だった。



 

波の奥底に、まだ父の意識が囚われている――

太郎はその確信を胸に刻んだ。

 

 

 

 

 

 

「揺れを……恐れたのは……私のほうか……。

 


太郎……

 


お前は……波を信じた……。

 


だから……私は負けたのだ……。

 

 

 

 

 

 

冴木∞は光の粒となり、静かに消えた。

 

 

 

 

 

 

暴走が止まり、ホールに静寂が戻る。

 

 

 

 

 

 

ホールの最深部に残された

 

 

“ホルコンの核”。

 

 

そこには父のデータが残されていた。

 

 

 

 


父のデータには、古から伝わる遠隔の歴史。

 

 


未来のホルコン製造方法。



 

それによって引き起こされるであろう世界的問題の予見。

 

 


おおよそ、現代の人間たちでは考え付かないような事柄が記されていた。

 

 

 

 

 

そして、その文章の結びに

 

 

遠隔とは、人の欲と恐れが作る“波の影”だ。

 

 


と、記載があった。

 

 

 

 

 

 


俺は核の前に立ち、深く息を吸う。


二つの選択が目の前にあった。

 

 

 

 

 


ホルコンを破壊し、遠隔の時代を終わらせるか。


それとも継承し、波を支配する管理者になるか。

 

 

 

 

 

 

太郎は静かに答えた。

 

 





 

 

 

「波は誰かが支配するものじゃない。










みんなの中にある。

 

 

 

 

 

 

 

太郎はホルコンを停止させた。


そして、ホルコンの核を手に取り


ポケットに忍ばせた。






 



朝焼けの光が差し込む中、俺は外へ歩き出す。




銀次、鉄、鬼龍、源十郎、仙人が見守っている。

 



俺は振り返らずに呟いた。

 






は終わらない。

 


俺が生きてる限り、どこにでも流れてる。

 




風が吹き、近くの小さなホールの看板が揺れた。

 

 



「パーラー幸楽・再生準備中」。

 




パーラー幸楽の屋上から手を振る、歴戦の勇者たち。

 

 

俺はその看板と勇者たちを見て、少しだけ笑った。

 

そして歩き出す。

新しい波の方へ。

 

 

 

(終)






 



【あとがき】

 


パチンコの“波”は確かに存在する。

 


ある日はコンプリートするほど噴き上がり、

別の日は単発地獄で心を折られる。





 

この極端な振れ幅を前にして、「波がある」と言わずにはいられない。






 

ただ、パチンコが誕生してから今日まで、

その波を本当に読めた人間はほとんどいないと思っている。

 

 


…GOD谷村先生を除いて。

 

 

 

俺は、その“誰にも読めない波”を読みたい一心でここまで来た。

 

ホルコン出玉調整確率の偏りオカルト体感統計

 

どれも波の一部であり、パチンコという遊技の奥深さを形作る要素だ。




 


この先の人生で、俺の波読みが完成するかどうかは分からない。

 

それでも、俺はこれからも研究を続けていく。

 

パチンコの楽しみ方は人それぞれで、正解はひとつじゃない。






どうか、あなたにも幸多きパチンコライフが訪れますように。

そして、自分だけの“波”を楽しんでほしい。

 




そう願って、遠隔太郎日記を終了とさせていただきます。




10話読んでくれて本当にありがとう。


またいつの日か…!!






 

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