昔の話になってしまうのだけど、
大当たりを意図的に狙える湘南爆走族という機種があって、
大当たりを狙うには、あるタイミングで玉を打ち出さなければいけなかった。
そのため、
連チャン中に打ち出しを止めなければならない時間が出来てしまう。
また、そのタイミングは一瞬なので、
離席する訳にはいかない。
その瞬間になったら数発打って、
ヘソ入賞させた後に、ベロに入賞させなければならない。
数発打つだけなので、毎回ヘソ入賞させられる訳ではない。
しかも、ヘソ入賞させる事が出来ても、
タイミングが合わない事もあるので、
その場合はベロ入賞を見送る。
こうなってくると、普通に連チャンを消化している人に比べて、
連チャンの消化時間が凄く遅くなる。
しかも、そのタイミングを計るために、
ずっと回転体を見ていなければならない。
とても不自然な状態で、
とても不自然な出玉状態。
導入当初は、店側もお客さんもその仕組みをちゃんと理解してなかったから、
こちらとしても、そこまで周りを気にする必要がなかったのだけど。
徐々に、店側も店舗によっては警戒し始める時期になると、
こちらも色々と気をつけるようにし始めた。
前回日記で書いた徘徊オジサンみたいに、
連チャン中、玉を飛ばさない時間に、
上皿で玉が詰まって、「玉が飛ばないなぁ顔」をしたりする訳。
俺も若い頃は役者を目指したくらいだから、
それなりの演技は出来ていたと思う。
それでも、不自然な出玉と不自然な打ち出し方に、
隣にいたおじさんに、
「お兄ちゃんっ!!
それっ、どうやってるの?」
って聞かれた事があって。
「いや、僕も今日初めて打ってるんで、
よく分からないんですよ」
なんてはぐらかしたのだけど。
次の日行ったら、またTONARIおじさんがいる。
この台は釘とかほぼ関係のない台だったので、
離れた場所に座ったのだけど、TONARI愛好家なので、
こちらの気持ちお構いなしに、TONARIに座ってきた。
しかも、狙ったかのように、こちらが連チャン中にね。
こういう種類の人にマナーとかはないので、
当然の様に話しかけてくる訳。
「あらーーー、
またお兄ちゃん出してるじゃないのーーー!!
何かやってるんでしょ~~!?」
こちらは出来るだけ目立ちたくないのに、
隣で騒がれるもんだから、堪ったものではない。
ここで、
「静かにしてもらえますか?」
って言って、逆ギレされて大騒ぎされても困るので、
「無駄に玉打ちたくないので、
ヘソに玉が入るまで、打ち出しを止めてるんですよ」
とお茶を濁すが、TONARIの騒ぎは治まることはない。
しかも、俺がやってる事を見よう見まねでやり始める。
その仕草がまた大袈裟なものだから、
泣きたくなってくる。
なので、最終奥義。
ガチでヤバい奴を演じてみる。
大当たり中の曲、「大人の勲章」で、
縦ノリ・横ノリ・首シェイク。
たまに超貧乏揺すり。
我ながら、やってて笑いそうになってしまったが、
さすがのおじさんも撤退してくれた。
次の日行ったら、SAWAGIおじさんも元気に出勤中。
しかし、俺に話しかけてこない。
作戦成功かと思っていたが、
今日はSAWAGIではなく、SIROFUKUからの声かけ。
「お客さま、狙い打ち・タイミング打ちはご遠慮下さい」
と通告を受ける。
いや・・
なんとなく、こうなるかなとは感じていた。
昨日、SAWAGIがSIROFUKUに、
こっちを見ながら耳打ちしていたのが見えたんだよね。
帰り際、SAWAGIを店の裏に連れ出してPAKOPAKOにしたのは言うまでもない。