Re:MAXをご覧のみなさん、こんにちは!
打たせられ屋兼、期待値の奴隷こと「雇われスロ太」です。
前回のプライベート稼働では自前の血税7万円を溶かし、歩道橋の隅で絶望に打ちひしがれるという大惨敗を喫しました…。
しかし、負け犬に休息の時など訪れません。
傷も癒えない翌朝、僕は再び親方の指示のもと、ホールへと呼び出されていました。
この日は地域一番店のリニューアルオープン日。
ホールが最も力を入れるイベントであり、本命は導入されたばかりの新台のモンハン(おそらく全台系?)です。
いや…だと思います。普通なら。
気合いを入れて並び順の列に向かった僕の目に飛び込んできたのは、胸がモヤモヤするような光景でした。
そこにいたのは、近隣ホールでも悪名高い「マナー最悪のライバル軍団」。
(と、勝手に呼んでいます)
あからさまなルール違反はしないものの、店員の目を巧みに盗んでは、
「下皿にスマホとジュースを別々に置いて実質2台確保する」
「身内同士で抽選結果に応じてさりげなく列を入れ替わる」
といった、ギリギリのグレーでずる賢いやり口を連発…。
店員さんも気づいてはいるはずなのに、なぜ注意や出禁にできないのか。
彼らは、
『友達のジュースを置いただけです』
『友達を待っていただけですよ』
と言い逃れするプロだからです。
明確な証拠がない以上、下手に注意して現場で揉めてしまえば大きなトラブルに発展してしまいます。
店員さんにとっても、こういったグレーゾーンを巧妙に突いてくる軍団は、一番対応が難しく厄介な存在なんですよね。
開店時刻となり、彼らは怒涛のダッシュで新台のモンハンへ。
あっという間に狙い目の台をほとんど押さえにかかりました。
「たくもう……相変わらずルールスレスレのずるい立ち回りをするなぁ…」
ライバル軍団がモンハン島でコスい場所取りを繰り広げるのを横目に、僕は迷わずその場を通り過ぎました。
なぜなら僕が朝イチに向かうべき場所は、はなからモンハンではないからです。
前日、親方から送られてきていたLINEの指示はこうでした。
『明日は新台のモンハンに行く人たちが多いだろうけど気にしなくていいと思うよ。
目立ったり、お店や常連さんに迷惑をかけるような立ち回りをしたくはないし。
朝イチはバラエティコーナーの〇〇番台へ。
万が一とれなかったら連絡してくれ。』
到着したそこは、新台島の喧騒が嘘のように静まり返った、店内の一番奥。
ポツンと置かれた、モンキーターンでした。
「親方…いくらなんでも、メイン島のモンキーじゃなくてこんな奥まった場所のモンキーに設定が入るわけが…」
半信半疑でレバーを叩き始める僕。
すると、開始早々に隣のパチンコ島から「スロ太〜!」と能天気な声が響きました。
胸元がざっくり開いた露出度の高い服を着たパチ子が、ジュースを片手に歩いてきます。
「何でそんなバラエティ〜!?モンハン、イケメンのお兄ちゃん達がいっぱいで超盛り上がってたよ〜?」
「…あいつらはやり方がコスいんだよ。ていうかパチ子、お前またそんな格好して…」
かがみ込んで話しかけてくるパチ子の胸元から目を逸らしつつ、必死にレバーを叩く僕。
(顔は好みじゃない…でも相変わらずスタイルが破壊的すぎるっ…!)
煩悩と戦いながら打ち進めること数時間。