と、なんとか一撃2,000枚ほどの波を掴みました。
午後10時30分、過酷な稼働がようやく終了しました。
本日のチーム全体の収支は、
パチ子の大爆発と僕の微増により、プラス12万円の大勝利。
本来なら狂喜乱舞して居酒屋に直行するレベルの勝ち額です。
そして行われる精算の時間.
僕とパチ子の前に差し出されたのは、
いつも通りの「一律の日給15,000円(交通費込み)」でした。
残りの金はすべて親方の懐へと吸い込まれていきます。
札束を数える親方の背中を見つめながら僕は、
「他人の金で出す2,000枚は、なんだか砂の味がするな……」
と、胸の奥が少しチクッと痛むのを感じていました。
帰り道、すっかり冷え切った夜道を歩きながら、僕はパチ子にボソッと呟きました。
「なぁパチ子。今日も僕たち、しっかりピンハネされたね……」
するとパチ子は、貰いたての日給を嬉しそうに眺めながら、こう言ったのです。
「え?でもさ、自分の金で打ってたら今日マイナス5万は固かったわけだし、
実質相当なプラスじゃね?
しかもタダでパチンコ打てたんだよ?
ウチら天才じゃん!」
その斜め上すぎるポジティブさに、僕は思わず吹き出してしまいました。
自分の金で負けまくって家賃を滞納していたあの頃に比べれば、
確かに僕は生き延びています。
親方の理不尽な指示に耐え、パチ子の狂気に救われながら、
雇われスロ太は明日も期待値という名の奴隷労働に励みます。
以上、現場の打ち子部屋から、Re:MAX読者日記でした!
最後までお読みいただきありがとうございました!