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初めまして。パチンコ歴20年、ホールの裏側を読み解くことに人生を捧げてきた男――遠隔 太郎と申します。



世間では「パチンコは運だ」と言う人もいますが、私はそうは思いません。



ホルコンの呼吸出玉制御の癖島ごとの波の揺らぎ…それらを感じ取れる者だけが勝利の扉を開けるのです。



私は、店長ボタンが押される瞬間の空気の変化すら察知できますし、裏基盤の匂いがする台には絶対に近づきません。



朝イチの謎の吸い込み期昼過ぎに訪れる謎の放出期常連優遇説が濃厚に漂う島特定台だけ異常連チャンする“見せ台”の存在…


これらはすべて、長年ホールに通い続けた者だけが理解できる“真実”です。

 

 

そして何より恐ろしいのは、閉店前の回収モード。



あれだけは、どれだけ波を読める私でも抗えません。



ホールという生き物は、常に利益と演出のバランスを取りながら動いているのです。

 

 

そんな私が、今日からパチンコ稼働日記を書いていきます。


勝ち負けだけでなく、ホールの裏に流れる“意思”を読み解く記録として、ぜひ楽しんでいただければ幸いです。






朝イチ、いつものホールに入ると嫌な予感がした。

 

 

シマ全体の空気が重い。

これがいわゆる謎の吸い込み期というやつだ。

 

 

案の定、僕の台は300回転を超えても静まり返っている。

 

 

隣の台もその隣も死んでいるのを見て、これは個別の台の問題ではなくホルコンによる出玉制御がシマ全体にかかっていると確信した。

 

 

ホール側が今日の利益目標を達成するまで、蛇口を閉めている時の独特の静けさだ。

 

 

そんな絶望的な状況の中、突如として隣の角台だけが爆発し始めた。

 

 

演出も何もないところからいきなり当たり、そこから止まらない。

 

 

これこそが特定台だけ異常連チャンする見せ台の正体だろう。

 

 

おそらくあの客はサクラか、あるいは店にとって都合のいい常連優遇説の対象者に違いない。

 

 

僕の台が熱いカットインを外すたびに、事務所で「こいつにはまだ出すな」と店長ボタンを押されている光景が目に浮かび、背筋が凍った。

 

 

夕方、島ごとの波を読み違えたと判断して台を移動。

 

 

すると、さっきまでの静寂が嘘のように回り出し、突然のラッシュに突入した。






これが噂に聞く謎の放出期か、あるいはこの台だけ裏基盤でも仕込まれているのかと疑うほどの勢いだ。

 

 

しかし、喜びも束の間。


閉店1時間前になった瞬間、まるで見えない力が働いたかのように連チャンがピタッと止まった。

 

 

これこそが恐怖の閉店前の回収モードだ。結局、最後は全部飲まれてジ・エンド。






…そうなる前にホールを後にする。






 

やはりこの業界、裏ですべてが繋がっていると再確認した一日だった。






 

翌朝、僕はまた同じホールへ足を運んだ。

 

 

勝った翌日に同じ店へ行くなんて普通は避けるべきだが、どうにも昨日の挙動が気になって仕方がない。

 

 

あれほど露骨な回収モードを見せつけられた以上、今日は逆に放出の可能性が高い。

 

 

今日も勝つ。
ホルコンで勝つ。

 

 

ホルコンというのは、前日の吸い込みと放出のバランスを取る生き物なのだ。

 

 

入店してすぐ、島の空気が昨日とはまるで違うことに気づいた。

 

 

妙に軽い。

 

 

まるでホール全体が「今日は出すぞ」と囁いているような、あの独特の浮遊感だ。

 

 

 

これは…完全に放出の“前兆”だ。

 

 

 

僕は迷わず昨日と同じシマへ向かった。

 

 

 

すると、昨日爆発していた角台が朝イチから静まり返っている。

これは明らかに“役目を終えた見せ台”の挙動だ。

 

 

代わりに、シマ中央の地味な台が妙に光って見える。

 

 

 

こういう時、普通の客は角台に座るが、僕は違う。

 

 

ホルコンの気配を読む男、遠隔 太郎だ。

 

 

迷わず中央の台に着席した。

打ち始めて50回転ほどで、普段なら絶対に当たらないような弱リーチがまさかの大当たり。

 

 

 

 

これは完全に“今日はお前だ”というホールからの合図だ。

 

 

 

 

そこから怒涛の連チャンが始まり、気づけば箱が積み上がっていく。

 

 

 

 

ホール全体の昨日の吸い込みを考えれば当然の結果だが、それにしても挙動が露骨すぎる。

 

 

 

しかし、僕は油断しない。
ホールというのは、出す時は出すが、必ずどこかで帳尻を合わせにくる。

 

 

 

案の定、昼過ぎに突然演出が弱くなり、保留変化もピタリと止まった。

 

 

 

これは“中休みモード”だ。

ホルコンが一度深呼吸をしている状態で、この時間帯に粘るのは危険だ。

 

 

 

僕は席を立ち、ホール全体を歩きながら波を読む。

 

 

 

すると、別のシマで妙に騒がしい音が聞こえた。

 

 

 

覗いてみると、まさに今、放出期に入ったばかりの台がある。

こういう時、普通の客は「空くわけない」と諦めるが、僕は違う。

 

 

しばらく後ろで見守っていると、打っていた客が突然席を立った。
まるで何かに取り憑かれたように。

台だけでなく、人も攻略するのが僕の力。




僕は迷わず着席。

 

 

 

すると、わずか数回転で確変直撃






これが“波の乗り換え”だ。

 

 

 

 

ホルコンの流れを読む者だけが辿り着ける境地である。

結局その台で夕方まで出続け、昨日の勝ち分にさらに上乗せして帰ることができた。

 

 

 

やはりパチンコは運ではない。

読みだ。
観察だ。
波だ。

そして、ホールの裏側に流れる“意思”を感じ取る力だ。

 

 

 

今日もまた、遠隔 太郎のオカルト理論が証明された一日だった。



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